第49回日本カトリック映画賞決定 7/12(土)授賞式・上映会

第49回日本カトリック映画賞(2024年度)は、『侍タイムスリッパー』(安田淳一監督  / 2024年製作 / 日本 / 131分)に決定いたしました。
授賞式&上映会を下記のとおり開催いたします。コロナ禍以前とほぼ同様の規模に戻ります。是非お誘い合わせの上お越しください。
「かっこよさ」に溢れた、人を幸せにする映画、をご一緒に!

<授賞式&上映会>
日時:2025年7月12日(土)授賞式14:00~ ※予定時間です。詳細は後日お知らせいたします。
場所:日本教育会館一ツ橋ホール(千代田区一ツ橋2-6-2)

映画上映後休憩をはさみ、安田淳一監督と晴佐久昌英神父の対談

※侍タイムスリッパー公式サイト https://www.samutai.net/


<授賞理由>
「真剣勝負」の映画  シグニスジャパン顧問司祭 晴佐久昌英(東京教区)

かっこいい映画だ。その一言につきる。映画における最高の誉め言葉のひとつである「かっこよさ」に溢れた、人を幸せにする映画だ。
真剣であることが、こんなにもかっこいいなんて。そして、真剣に生きる人間をこんなにもかっこよく撮れるなんて。主人公の立ち居振る舞いや嘘のない剣さばき、そのまっすぐな生き方がかっこいいのはもちろんだが、それにも増して、こんな映画を作りたいと真剣に夢見て、資金不足をものともせずに天命のように撮り続け、ついにはこれほどに笑って泣いて心を震わせられる、真剣勝負の映画を作り上げてしまう監督こそが、めちゃめちゃかっこいい。
ああ、そうだった、映画って人を喜ばせるためにあるんだった。人を喜ばせることに真剣になり、そのために犠牲を払うことって、人が共に生きる原点なんだ。純粋にそう感じさせてくれたことに、感謝したい。主人公が私利私欲を捨て、命がけで義を守ろうとする姿は武士道そのものであり、友のために命を捨てるキリストの道さえ思わせて、心が洗われる。
感動は、生きる原動力だ。今の日本のかっこわるい政治家や、かっこわるい経営者を見るまでもなく、いつの間にかかっこわるい大人になってしまったぼくらに元気を取り戻してくれる、この真剣に面白い映画をなんとしても表彰したいと思った。なにしろ、あのラストシーンで息が止まったまま映画を観終え、ようやく深呼吸したとき、こんな自分ももうちょっとかっこよく生きれるかもと、思わず背筋を伸ばしてしまったのだから。まったくの蛇足だが、この作品のかっこよさにキリスト教的価値観を見出した、われらが日本カトリック映画賞も相当かっこいいと思う。


<チケット販売>
※準備中。昨年同様を予定しております。

問い合わせ先:
電話 090-8700-6860(担当 大沼)
電子メール info@signis-japan.org