第45回日本カトリック映画賞授賞式が、2021年11月20日(土)カトリック浅草教会(東京都台東区)にて行われました。
授賞作『コンプリシティ- 優しい共犯』近浦啓監督作品 公式サイトへのリンク
今年も公開での授賞式はできませんでしたが、シグニスメンバーと賛助会員が参加し、和やかな雰囲気の中で、授賞式、続いて美しい教会の庭を背景に、近浦啓監督と晴佐久昌英神父の対談が行われました。対談では、監督が映画作りにかける思いを真摯に語ってくださったのが印象的でした。★編集後、Youtubeにて公開予定です。
メンバーの感想より:カトリック映画賞の授賞式と対談をビデオ撮影しながら強く心を打たれました。『コンプリシティ/優しい共犯』の近浦啓監督と晴佐久神父が初めての出会いなのに肝胆相照らすような旧知の仲間のように感じられたからです。過酷な状況に置かれた中国からの技能実習生と一体化して作品を作り上げた近浦監督。居場所を失った人たちの“家族”となっている晴佐久神父。おふたりの対談からは助けを必要とする人を放っておかないという連帯感のようなものが伝わってきました。「なんで助けるの?」「なんで助けないの?」お二人の対談からひとつの行為のモチベーションは何かと問われた気がしました。「シグニスは小さな集まりだけど心を合わせて」晴佐久神父の言葉通りの授賞式と対談だったと思います。当日の感動をビデオ映像で皆さんにも味わっていただければと思います。