2016年5月5日(木 祝日)、なかのZERO大ホールにて、第40回日本カトリック映画賞「あん(河瀬直美監督)」授賞式・上映会が行われました。初夏らしい晴天の一日、満席の会場は明るく温かな雰囲気に包まれました。「何かになれなくても、私たちには生きる意味がある」、この映画の伝える福音的メッセージを多くの方と分かち合うことができたことは大きな喜びです。鼎談では、樹木希林さん、観世あすかさんに加えてサプライズゲストとして、「あん」原作者のドリアン助川さんもご登壇下さり、晴佐久神父との楽しい会話に引き込まれました。樹木さんのものごとにとらわれない生きる姿勢が心に残りました。また、授賞式には、ローマ法王庁大使館大使ジョゼフ・チェノットゥ大司教もお見えになり、40周年のお祝いの言葉を述べられ私共も励まされました。初めて字幕付き、手話・PC通訳が実現したのも嬉しいことでした。
会場ロビーでは、「あん」にちなんで、晴佐久神父イラスト入りの「どら焼き」を、ボランティアの多摩教会の若者たちが賑やかに販売しました。インターネットラジオ ”カトラジ” も参加して映画賞の特別番組のための取材をするなど、若い人たちの活躍する上映会になりました。 総勢40名近いボランティアの方にお手伝い頂き感謝しております。
大ホールでの初上映のため不慣れなことが多く、特に当日券をお求め下さった方には長時間お待たせするなどご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。また配布パンフレット「日本カトリック映画賞40年の歩み」の中で、授賞作「あん」の製作スタッフの方のお名前に誤りがありましたことをお詫び申し上げます。 *下記をご参照下さい。
ご来場下さった皆様、関わって下さった皆様に心よりお礼申し上げます。私共シグニスジャパンも来年に向けて気持ちを新たに歩んでまいります。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
会場にて集めさせて頂きました募金は、カリタスジャパンを通して、熊本・大分およびエクアドル大地震被災地への献金とさせて頂きます。ご協力どうもありがとうございました。
写真左より 授賞式、鼎談、「どら焼き」販売の前で若者たち
「日本カトリック映画賞40年の歩み」 第40回「あん」
*製作スタッフの方のお名前を下記の通り訂正させて頂きます。
監督・脚本・編集:河瀬直美 Kawase Naomi
撮影:穐山茂樹
録音: 森英司
プロデューサー: 福嶋更一郎、澤田正道、大山義人